高所作業車の運転資格が取れる教習所をまとめて比較

歩道沿いにトラックを止め、四角いカゴに乗った作業員が電柱を工事している風景を見たことがある人は多いのではないでしょうか。その作業員を乗せ停車しているのが「高所作業車」で、運転や操作には資格が必要となります。そこで今回は、「高所作業車」と「資格を取得できる教習所」のお話です。

【おさらい】高所作業車に必要な資格って?

まず、高所作業車には「トラック式」、「自走式」の2種類があることを覚えておきましょう。

トラック式は、「トラックに作業員を乗せる昇降装置を搭載」した高所作業車です。つまり、運転・操作のためにはトラックのサイズに応じ「普通?大型までの自動車免許」が必要になります。普通免許の場合、工事職では仕事の幅が限られるので、中型・大型を取得しておくとよいでしょう。

一方、自走式は、「昇降装置自体に車輪を搭載」していて、トラックの運転が必要ないタイプです。公道は走ることが許可されてないので、現場敷地内のみの移動となります。

トラック式・自走式それぞれの資格は同様で、資格は分けられていません。つまり「高所作業車資格」を取得すれば、トラック式・自走式どちらも扱えるようになります。一方で、資格が分かれるのが「作業を行う高さ」です。10m未満の高さでの作業は「特別教育」、10m以上であれば「運転技能講習」を受講する必要があります。加えて、特別教育では受講資格は不要なものの、運転技能講習では、冒頭で記した自動車免許をはじめ、さまざまな資格が求められます。資格によって受講時間や費用も変わりますので、以下を確認しておきましょう。

<運転技能講習の受講に必要な資格>
・「小型移動式クレーン運転技能講習」
・「移動式クレーン運転士免許」
・「フォークリフト等の運転技能講習」
・「普通?大型いずれかの自動車免許」

【教習所まとめ】高所作業車資格はどこで取得する? 期間や費用は?

高所作業車資格は、どこの教習所でも取得できる資格ではありません。専門の教習所での受講が必須です。

そうなると、忙しくて場所を見つけるのが面倒・・・、という方も多いかもしれませんが、見つけるのは意外と簡単です。

有名どころでは、建機メーカー最大手のコマツが運営する「コマツ教習所」や、世界トップの建機メーカーキャタピラの日本法人・キャタピラジャパンが運営する「キャタピラ教習所」が全国にあります。どちらもサイトで情報を掲載しており、スマートフォンからでも予約できます。

加えて、「(一社)労働技能講習協会」も運転技能講習を実施しています。「講習日は土・日・祝のみ」ですが、東京・埼玉エリアに限り「出張講習」も実施しているので、忙しいかたにもおすすめです。講習時間や費用については、それぞれの教習所で大きな差はありません。予約の取りやすさや受講しやすさから受講先を選んでいきましょう。

それでは最後に、「資格別による運転技能講習」、「特別教育」の時間と費用一覧を以下に掲載しておきます。

<有資格別による運転技能講習の時間・費用>
・「小型移動式クレーン運転技能講習」・・・12時間(座学6時間、実技6時間 *2日間で実施)、およそ3万?4万円
・「移動式クレーン運転士免許」・・・小型移動式クレーン運転技能講習と同様

・「フォークリフト等の運転技能講習」・・・14時間(座学8時間、実技6時間 *2日間で実施)、およそ3万5千~4万5千円

・「普通?大型いずれかの自動車免許」・・・フォークリフト等の運転技能講習と同様

・「有資格なし」・・・17時間(座学11時間、実技6時間 *3日間で実施)、およそ4万~4万5千円

<特別教育>
・受講資格不要・・・9時間(座学6時間、実技3時間 *2日間で実施)、1万5千円